群馬県高崎市の司法書士なら司法書士法人もてき・新井合同事務所にお任せください

平成16年4月より、高崎市にて司法書士事務所を開設致しました。
私が司法書士になった理由は、大学在学中の時の経験が大きく影響しております。

大学の法律相談部に在籍していた際、次のような相談を受けました。

若くして夫を亡くされた女性が、未就学者の幼いお子様二人連れで相談に来られました。その女性の亡くなった夫には、多くの借金があり、その借金についての相談でした。夫の相続を放棄すれば、借金を引き継がなくても良いのですが、債権者からの請求を受けてから、相続放棄の期限である3ヶ月を過ぎていたため、相続放棄をできない状況でした。

その女性の深刻な表情と、相談室の中で無邪気に元気よく飛び回っている子供達の姿が、今でも頭から離れません。相談に来られた女性には、相続放棄の期間は過ぎていることを伝え、破産手続の説明と大学のＯＢの弁護士を紹介しました。

法律に対し無知なばかりに、その方に対し私自身が何もしてあげられなかったことが、「法律と市民をつなぐ仕事」で人々の為に成りたいと強く思わせたのです。

そして、大学のゼミで悪質商法を研究するゼミに入り、様々な悪質商法の研究と実態調査を行い、さらにその思いも強くなりました。ゼミの先生がゼミ生に対して、「法律の勉強をしたことを将来、社会的・経済的に弱い立場の人のために生かして下さい」という言葉が今でも心に残っています。

学生時代に理想とした法律家を目指し、日々努力しています。